パーソナルトレーナーの特有のお悩みとは?

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  • 17.10.06コラム

パーソナルトレーナーの特有のお悩みとは?後編

第十回「パーソナルトレーナーの特有のお悩みとは?②」

パーソナルトレーナー、JATI上級トレーニング指導者、健康運動指導士、実践指導者担当講師 大久保進哉


皆様、こんにちは。前回に引き続き、今後、パーソナルトレーナーの方で、「セルフケア姿勢指導士」の資格取得を考えている方も多いと思いますので、そのパーソナルトレーナー特有のお悩みを書いてみます

第十回「パーソナルトレーナーの特有のお悩みとは?②」

ピラティスなどボディワーカーのお悩み

このお悩みについては、ここ数年で増加中の「ピラティス」などのボディワークを強みにしてパーソナル指導をされている方に多い事例をご紹介致します。


※決して誹謗中傷ではなく、ここを改善されたり、解決出来れば、より高いレベルのサービス向上がされると言う意図です。他意は、全くありません。むしろ応援させて頂きます。

腰痛、膝痛にどう応えるか

それは、「脊柱や骨盤など、体幹に関わる問題については対処しやすいが、膝や肩(コリではなく、五十肩などの痛み)などへの対処が難しい」です。

ピラティスなどのボディワーカーは、その動作の中心が脊柱や骨盤、肩甲骨を動かす種目が中心になります。
もちろん、その後のスキルアップでは、膝や肩などを学ぶケースもあるようですが、まずは「体幹=腕、脚、足以外の部位」が中心になります。

体幹における脊柱や骨盤は、比較的動作を見せやすく、また、座位や寝た状態での種目も多いので、転倒などの心配もありません。
とても良く考えられていると尊敬します。

特に女性特有の「しなやかさ」が加わると、ある意味芸術的でもあり、「私もああなりたい・・・」と思うお客様も多いようです。
そのため、ダンサーなどからの共感も多いですね!

しかし、お客様は、こうも考えたりします。「脊柱や骨盤の機能が向上して、腰痛が改善した。今度は膝痛も良くしたい・・・」とか、友人に「すごく良いピラティスの先生がいるの。あなたの膝もきっと良くなるわよ。」と紹介したりします。そうすると、対応に困ってしまうそうなのです。

腰痛、膝痛にどう応えるか

苦手とする理由

実は、筆者は、これまでにパーソナルトレーナーを600名以上養成してきましたし、その他のセミナーなどでも受講生は1000名を超えているので、現場の生声を相談されるケースが多いのです。

では、なぜピラティスなどのボディワーカーが、膝や肩が苦手かの理由です。


1.比率的に女性が多く、かつ文化系から転身した方も多い
2.ボールを投げる、下半身の筋トレをする。などを学生時代に経験していないのでイメージが分かりにくい
3.肩や膝は、構造が複雑であり、骨格模型などを見ても、ビジュアルで分かりにくい

苦手とする理由

姿勢改善ではイメージキューイングが有効

反面、イメージキューと言って、脊柱の動作を何かに例えて、分かりやすく指導する事は、とてもレベルが高いと思います。

理解した事を分かりやすく説明したり、前述の芸術的に魅せる事は、筋トレバリバリ系のパーソナルトレーナーには苦手分野でもあるので、とても素晴らしいと思っています。

※最近は、筋トレバリバリ系のパーソナルトレーナーがボディワークを学ぶに行くケースも増えているようですね。

つまり、体幹を中心とした機能改善がメインとなるために、それをお客様に分かりやすく提供しているのが、ここ数年急速に普及した「姿勢改善」なのではないでしょうか?


では、上記のお悩みついて、智子先生からのアドバイスなどを聴いてみましょう。

中田智子のワンポイントアドバイス

大久保先生からのご質問への解答はプラスムーブの目指している事をお伝えすることが良いかと思いました。

足底を建物や家に例えますと土台、基礎の部分となります。

(体幹)柱だけが頑丈でも(足底)土台が不安定だと倒壊します。

プラスムーブは全身の筋肉を同時に中心に移動し、重心を中心に集める動作を壁と床を利用し行います。


それにより足底から頭まで全身同時に筋肉を動かします。
手の指先から足の指先そして顔の筋肉全て同時に動かします。

すると、骨や関節が正しい姿勢を目指して移動します。

臓器も正しい位置に移動することで機能が向上します。
それにより体内を流れる血液、リンパ液、自律神経等神経、氣の流れが改善します。

神経への圧迫が改善され、ひざ痛や関節痛が変化されるお声をいただいています。

正しい姿勢とは見た目に綺麗な姿勢ではありません。

重力の悪影響を限りなく避ける状態になり、自分の治す力"自然治癒力"を引き出せる状態を指します。

これを目指すのがセルフケア姿勢運動プラスムーブです。

中田智子のワンポイントアドバイス