パーソナルトレーナー、JATI上級トレーニング指導者、健康運動指導士、実践指導者担当講師 大久保進哉
皆様、こんにちは。前回に引き続き、今後、パーソナルトレーナーの方で、「セルフケア姿勢指導士」の資格取得を考えている方も多いと思いますので、そのパーソナルトレーナー特有のお悩みを書いてみます
このお悩みについては、ここ数年で増加中の「ピラティス」などのボディワークを強みにしてパーソナル指導をされている方に多い事例をご紹介致します。
※決して誹謗中傷ではなく、ここを改善されたり、解決出来れば、より高いレベルのサービス向上がされると言う意図です。他意は、全くありません。むしろ応援させて頂きます。
それは、「脊柱や骨盤など、体幹に関わる問題については対処しやすいが、膝や肩(コリではなく、五十肩などの痛み)などへの対処が難しい」です。
ピラティスなどのボディワーカーは、その動作の中心が脊柱や骨盤、肩甲骨を動かす種目が中心になります。
もちろん、その後のスキルアップでは、膝や肩などを学ぶケースもあるようですが、まずは「体幹=腕、脚、足以外の部位」が中心になります。
体幹における脊柱や骨盤は、比較的動作を見せやすく、また、座位や寝た状態での種目も多いので、転倒などの心配もありません。
とても良く考えられていると尊敬します。
特に女性特有の「しなやかさ」が加わると、ある意味芸術的でもあり、「私もああなりたい・・・」と思うお客様も多いようです。
そのため、ダンサーなどからの共感も多いですね!
しかし、お客様は、こうも考えたりします。「脊柱や骨盤の機能が向上して、腰痛が改善した。今度は膝痛も良くしたい・・・」とか、友人に「すごく良いピラティスの先生がいるの。あなたの膝もきっと良くなるわよ。」と紹介したりします。そうすると、対応に困ってしまうそうなのです。
実は、筆者は、これまでにパーソナルトレーナーを600名以上養成してきましたし、その他のセミナーなどでも受講生は1000名を超えているので、現場の生声を相談されるケースが多いのです。
では、なぜピラティスなどのボディワーカーが、膝や肩が苦手かの理由です。
1.比率的に女性が多く、かつ文化系から転身した方も多い
2.ボールを投げる、下半身の筋トレをする。などを学生時代に経験していないのでイメージが分かりにくい
3.肩や膝は、構造が複雑であり、骨格模型などを見ても、ビジュアルで分かりにくい
反面、イメージキューと言って、脊柱の動作を何かに例えて、分かりやすく指導する事は、とてもレベルが高いと思います。
理解した事を分かりやすく説明したり、前述の芸術的に魅せる事は、筋トレバリバリ系のパーソナルトレーナーには苦手分野でもあるので、とても素晴らしいと思っています。
※最近は、筋トレバリバリ系のパーソナルトレーナーがボディワークを学ぶに行くケースも増えているようですね。
つまり、体幹を中心とした機能改善がメインとなるために、それをお客様に分かりやすく提供しているのが、ここ数年急速に普及した「姿勢改善」なのではないでしょうか?
では、上記のお悩みついて、智子先生からのアドバイスなどを聴いてみましょう。
大久保先生からのご質問への解答はプラスムーブの目指している事をお伝えすることが良いかと思いました。
足底を建物や家に例えますと土台、基礎の部分となります。
(体幹)柱だけが頑丈でも(足底)土台が不安定だと倒壊します。
プラスムーブは全身の筋肉を同時に中心に移動し、重心を中心に集める動作を壁と床を利用し行います。
それにより足底から頭まで全身同時に筋肉を動かします。
手の指先から足の指先そして顔の筋肉全て同時に動かします。
すると、骨や関節が正しい姿勢を目指して移動します。
臓器も正しい位置に移動することで機能が向上します。
それにより体内を流れる血液、リンパ液、自律神経等神経、氣の流れが改善します。
神経への圧迫が改善され、ひざ痛や関節痛が変化されるお声をいただいています。
正しい姿勢とは見た目に綺麗な姿勢ではありません。
重力の悪影響を限りなく避ける状態になり、自分の治す力"自然治癒力"を引き出せる状態を指します。
これを目指すのがセルフケア姿勢運動プラスムーブです。
7、パーソナルトレーニングで強化される筋肉とプラスムーブで強化される筋肉の差別化とは?
8、セルフケア姿勢指導士はどのようなパーソナルトレーナーにおススメか?
【執筆】
パーソナルトレーナー、JATI上級トレーニング指導者、
健康運動指導士、実践指導者担当講師
大久保進哉