筋筋膜経線で繋がる筋肉の無限のネットワーク

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  • 18.07.10コラム

筋肉は繋がっている

一つの筋肉が動けば全身に影響がおよぶ

腰痛は15%ほどしか特定できません。
しかし、筋膜の発見から原因が特定できる範囲が広がったと学会などでも言われています。

今回の参考図書アナトミートレインでは、筋膜などについて興味深いことが記されています。

筋はそれぞれがどのように機能しているとしても、筋膜網内で機能的に統合された全身の連続体に影響を及ぼす』*P3


これまでは分離筋理論という考え方でした。
なんだ、分離筋理論って??
簡単に言うと筋肉は骨から骨に付着し、筋肉の働きで骨が動くというものです。

非常に分かりやすい考え方ですが、実はこれがすべてではないんです。
1930年代に行ったドイツ人解剖学者のヘプケらの研究から明確にされています。

一つの筋肉が動けば全身に影響がおよぶ

足から頭まで筋肉で繋がっている

初めてこのことを聞く方には信じがたい事かもしれません。
しかし、足底から頭まで筋肉は繋がっているんです。

例えば、SBLという筋筋膜経線において足底筋膜ー腓腹筋ーハムストリングー仙結節靭帯ー仙骨筋膜ー腸肋筋ー頸半棘筋ー帽状筋膜が繋がっています。

※参考 筋筋膜経線は経絡と違うの!?
筋筋膜経線は鍼の経絡ではなく、西洋の標準的解剖学に基づく張力ラインである』P7
足から頭まで筋肉で繋がっている

痛みのある部位だけをケアしても解決しない

全身の筋肉が繋がっているからこそ、一部分だけケアしても解決しないのです。

一か所筋肉が動作すると代償で全身の筋肉が影響を受けています。
要は痛みの原因は一つの筋肉であるとは言えないのです。

細かく考えるとさらに難しいことが下記から分かります。
筋筋膜を含めたとしても不十分である。我々の介入はほぼすべて、必然的に神経、血管、上皮の細胞や組織に接触し影響を及ぼす』P7

複雑なものの中から問題点を見つけ出すことがどれだけ難しいことかが分かります。

何が正しいというわけではありませんが、
足底から全身同時に矯正するという考え方は理に適った考え方かもしれませんね。
痛みのある部位だけをケアしても解決しない

コラム筆者

日本姿勢予防医学協会 理事

中田裕己

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