単に、国家資格や民間資格を取得しただけでは活躍できません。 なぜなら、治療家や治療院の数が増えすぎて、飽和状態にあるからです。
ですが、あなたも活躍できます。多くの治療法ではお客様の真のニーズを満たせていないからです。あなたにしかできない価値をお客様に提供し、他との差別化することが重要です。
適当に差別化しても失敗するので、マーケティングの3C分析の結果から活躍するための秘訣をお伝えします。
※3Cとは、「競合(competitor)」「お客様(customer)」「自分(company)」のこと
厚生労働省の最新統計によると2020年の治療院の数は141,779件、コンビニの約2.5倍もあります。国家資格を保有する治療家は約26.9万人(2000年時点)から約44.5万人(2020年時点)に増加しています。
逆に、需要は2015年以降右肩下がり。特に柔道整復の市場規模は2014年5,580億円→2018年4,810億円まで落ちてきています。要は、一治療院あたりの来院患者数と売上は減少しています。
経営が立ち行かなくなっている治療院は過去10年増え続けています。小規模の治療院での破産が多い傾向ですが、整骨院チェーンで178店舗展開していたMJGも約44億円の負債を抱えて2020年4月に破綻しました。
不正請求が横行したこともあり、保険審査が厳しくなっています。そのため保険頼りの経営を続けていた治療院は厳しい状況にあります。他と同じようなサービスを継続するだけでは立ち行かなくなる可能性があります。
「治療すると一時的には良くなるんですが、何日かすると戻るんです。。。」などお悩みが根本解決せずに苦しんでいる方が多いです。 例えば、厚生労働省の調査によると腰痛で悩み続けている方は2000年8.7%→2019年10%。治療院で完治できた割合はたったの4%です。※
※一般社団法人 日本姿勢予防医学協会 調べ2019年4月
n=100 3ヶ月以上の慢性腰痛で整骨院、鍼灸、カイロプラティックへ通ったことのある方
お金や時間の問題があるので、「通い続けるのは大変」とおっしゃいます。再発を繰り返すことでその想いが少しずつ大きくなります。 さらに、「痛い時にすぐに治したい」というニーズが多くあります。旅行先、大事なお仕事、試合前など、治療まで先延ばしできないからです。
腰痛改善など健康目的で来たお客さまも、ぽっこりお腹などの体型を気にされています。身体はすべて繋がっているので、1つ問題があると健康、ダイエット、美容、メンタル、老化の悩みすべてに影響します。
特に、反り腰の腰痛で悩んでいる方は、骨盤前傾により内臓が下垂し、便秘・冷え性・ぽっこりお腹に悩んでいることが多いです。反り腰のバランスをとって、浮指になり巻き爪で悩んだり、猫背になり肩こり・頭痛で悩んだりしています。
整体・マッサージ市場は治療院と治療家があふれかえってお客様の奪い合いになっています。そのため、収入が減ったり、倒産に追い込まれたり厳しい環境にあります。
一方でお客様は、再発に悩まされ、根本原因が解決していないなど真のニーズは満たせていません。 これら3C分析の結果を踏まえて、整体師として活躍する秘訣を3つお伝えします。
対症療法の繰り返しに気づいているお客様に対して、悩み続ける理由を正しく説明できることが重要です。信頼を築き、根本解決を目指す技術を提供することで、差別化につながります。
自分治しのプロに育成することにより、お客様自身で急場をしのいだり、悩みにくくなったりします。お客様の生活の質(QOL)が向上し、真のニーズを満たすことできます。
部分的なセルフケアでは結果は出ません。全身でバランスをとってゆがんでいるからです。 全身同時に自分で整える技術を指導することで、複数の悩みを同時に改善し、圧倒的な付加価値を提供することができます。