整形外科の分野においても骨盤ベルトを使用することで、腰痛が軽減すると報告されています。(Ostgaardら, 1994)
妊娠中に50%〜80%の方が腰痛を経験すると言われていますが、腹帯や骨盤ベルトを使うことで様々なメリットが得られます。多数の研究結果からまず、骨盤周囲径が減少し骨盤矯正されています。そして、姿勢を維持するための脊柱起立筋(板状筋・腸肋筋・最長筋・棘筋・多裂筋・回旋筋など)への負担も軽減されます。多裂筋(たれつきん)は背骨(脊柱)と腰骨(仙骨)に付着しているため、骨盤ベルトにより骨盤支持を行うことでこれらの筋肉に影響すると考えられています。腰痛や腰回りの不快症状が軽減され、日常生活にも好影響が与えられます。
但し、骨盤ベルトは完璧ではありません。恥骨痛に苦しむ方も多いですが、これに関しては改善するという人もいれば、そうでない人もいます。また、骨盤ベルトを外すと効果を発揮せず、座るのが困難になるというのも事実です。そのほか、骨盤ベルトを巻くことで蒸れたり、使用することによる別の不快症状が発生することもあります。
原因1姿勢の変化で腰周りの負担増加
妊娠をきっかけに体に様々な変化が生じ、姿勢が変化します。例えば、母体の体重増加、赤ちゃん(胎児)の発育、子宮の増大や子宮底の位置の変化などがあります。これらにより、骨盤への負荷は増大します。つまり、子宮の増大や骨盤底へ圧迫により、骨盤周囲の筋肉・靭帯が緩み(弛緩)、疲労により太ももの筋肉(大腿四頭筋)の筋力低下が起こっています。
原因2ホルモンの変化で姿勢が歪む
ホルモンバランスも大きく変わっています。例えば、リラキシンは妊娠が成立すると卵巣より分泌され始め、産後約6ヶ月まで筋肉や靭帯は緩む(弛緩)ことになります。つまり、ホルモンバランスの変化によって、骨盤周りの環境が変わり、先ほどの姿勢がさらに変わりやすい状況を作り出しています。つまり、放置したからといって、妊娠中の腰痛がよくなることはありません。だからこそ、妊娠が診断されたタイミングから腹帯を使い始めることが望ましいと考えられています。
私たち日本姿勢予防医学協会はベルトを使って全身同時に自力矯正するエクササイズを全国へ普及しています。出産経験のある認定講師も多く、「簡単に体が整うこの方法を世の中のママのために役立てて欲しい!」「より使いやすいベルトを開発して欲しい!」とのお声を頂きました。
安産ベルト™️
「巻くだけで腰がラク」と好評の安産ベルト™️ですが、使用しない場合は全身同時に整えることができなかったり、整えるのに時間がかかったりします。
安産ベルト™️は歪んだ筋肉のバランス(重心)を中心に集めます。重心が中心に整った状態で、さらに垂直平行の正確な型に身体をフィットさせるので、重力に対して理想的な状態に戻し(作り)やすくなります。
何より嬉しかったのは 「体も整い、心にもゆとりができ、 子どもに優しく接することができた」 と幸せな家庭作りに貢献できたこと。
発売当初から たまごクラブにも掲載されたり、 「腰痛やぽっこりお腹にも良い」 と口コミが広がったり 高く評価いただいています。