当協会が2019年4月、さらしや腹帯や骨盤ベルトを使用したことのある女性100名を対象にWEB調査を行ったところ、7割の方が妊娠5ヶ月の時期までに購入していることがわかりました。その理由として、おなかのふくらみが目立ってくるようになること、また妊娠5ヶ月目の戌の日に安産祈願で腹帯を巻くことが考えられます。しかし・・・
理由1姿勢の変化で腰周りの負担増加
妊娠をきっかけに体に様々な変化が生じ、姿勢が変化します。例えば、母体の体重増加、赤ちゃん(胎児)の発育、子宮の増大や子宮底の位置の変化などがあります。これらにより、骨盤への負荷は増大します。つまり、子宮の増大や骨盤底へ圧迫により、骨盤周囲の筋肉・靭帯が緩み(弛緩)、疲労により太ももの筋肉(大腿四頭筋)の筋力低下が起こっています。
原因2ホルモンの変化で姿勢が歪む
ホルモンバランスも大きく変わっています。例えば、リラキシンは妊娠が成立すると卵巣より分泌され始め、産後約6ヶ月まで筋肉や靭帯は緩む(弛緩)ことになります。つまり、ホルモンバランスの変化によって、骨盤周りの環境が変わり、先ほどの姿勢がさらに変わりやすい状況を作り出しています。つまり、放置したからといって、妊娠中の腰痛がよくなることはありません。
妊婦さんの腰痛に対して骨盤支持を行う過去の論文を分析した研究結果によると前述の理由を踏まえ下記のように報告されています。「骨盤支持を開始する時期は、妊娠が診断されてから開始することが望ましいと考えられる。また、骨盤支持の持続期間は、筋肉や靭帯を弛緩させるホルモン分泌の時期を考えると産褥早期までと考えられるが、分娩による筋肉および靭帯の疲労を考えると一般的に言われている産後1ヶ月という産褥の回復を期待する期間は、骨盤支持の持続の必要があると考えられる。」
引用元:妊産褥婦における骨盤支持の目的と方法および効用に関する文献検(松岡,2014)
私たち日本姿勢予防医学協会はベルトを使って全身同時に自力矯正するエクササイズを全国へ普及しています。出産経験のある認定講師も多く、「簡単に体が整うこの方法を世の中のママのために役立てて欲しい!」「より使いやすいベルトを開発して欲しい!」とのお声を頂きました。
安産ベルト™️
「巻くだけで腰がラク」と好評の安産ベルト™️ですが、使用しない場合は全身同時に整えることができなかったり、整えるのに時間がかかったりします。
安産ベルトは歪んだ筋肉のバランス(重心)を中心に集めます。重心が中心に整った状態で、さらに垂直平行の正確な型に身体をフィットさせるので、重力に対して理想的な状態に戻し(作り)やすくなります。
何より嬉しかったのは 「体も整い、心にもゆとりができ、 子どもに優しく接することができた」 と幸せな家庭作りに貢献できたこと。
発売当初から たまごクラブにも掲載されたり、 「腰痛やぽっこりお腹にも良い」 と口コミが広がったり 高く評価いただいています。