自宅でできる姿勢の歪みを診断する方法

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  • 22.01.29コラム

自宅でできる姿勢診断

自宅でできる診断方法

猫背反り腰側わん、O脚、X脚などは代表的な不良姿勢ですが、これは氷山の一角。細かな歪みの積み重ねが、全身の歪みを作り出しています。


一箇所でも歪んでいると、代償動作という姿勢を安定させようとする機能が働くからです。もし、姿勢が悪いと感じている場合、全身のあちこちにあるということです。


歪みの発見はどう治すべきかのヒントになります。身体の知識がなくてもコツさえ分かれば、簡単に歪みが診断できるようになります。そこで、今日は自宅でできる姿勢のチェック方法を一緒に学びたいと思います。

正面編

前額面の確認ポイント

ポイントは地面に対して垂直に立っているかどうか。そして、左右対称かどうか。細かく姿勢をチェックするために、まずは服を脱いで鏡の正面に立ちましょう。


①垂直!?中心からのずれ

足を揃えて立った時、両足の中心から頭まで真っ直ぐですか。

例えば、
☑️頭が傾いて、顔が左右どちらかに傾げていませんか?

☑️気をつけの姿勢で立った時、左と右のくびれの感じはどうですか?

☑️脚の隙間は空いていますか?膝から下が空いていても膝下O脚です。


②高さのチェック

身体の歪みは高さにも影響します。例えば、脚の長さが違うという相談も来られますがチェックポイントはこちらです。

☑️肩の高さは左右同じですか

☑️胸の高さは?背中が見える場合は肩甲骨の高さは?

☑️少し難易度は高いですが、骨盤(上前腸骨棘)の高さや大転子の高さは? 


③左右対称チェック

とにかく左右対称か見比べてみてください。

例えば、
☑️口はまっすぐ横に開いていますか

☑️ほうれい線の長さは左右対称ですか

☑️目の大きさはどうですか?

☑️膝の向きや脚の立ち上がり方は左右対称ですか?

文字だけでは分かりづらい方は動画も参考に歪みを探してみてください。






側面編

矢状面の確認ポイント

ポイントは耳(耳垂)、肩(肩峰)、骨盤(大転子)、膝(膝蓋骨後面)、くるぶし(外果)の2cmほど前が一直線で並んでいるかどうか。


ただし、側面を鏡でみても、顔がズレるので正しく評価ができません。ですので、壁を使った姿勢診断の方法をご紹介します。かかと、お尻、肩甲骨、後頭部をつけて立ってみてください。

①頭の位置は?

スマホやデスクワークやゲームの時間が増え、ストレートネックの方で溢れています。その結果、肩こりで悩んだり、頭痛で苦しんだりされている方も多いです。

例えば、
☑️頭が前に飛び出していませんか?

☑️肩と耳を床から垂直な線で結べますか?

☑️顎が上がっていませんか?

もし、これら一つでも当てはまる方は首猫背やストレートネックの可能性があります。

②骨盤の傾きは?

漢字の通り、腰はまさに身体の要です。骨盤傾斜角が体全体のバランスを大きく左右します。

☑️腰と壁との隙間は手のひら1枚程度ですか?

もし、1枚以上ある場合、反り腰で骨盤が前傾している可能性があります。反対に隙間が全くない場合、平背という不良姿勢で、骨盤が後傾している可能性があります。

☑️腰より上部まで手のひらが上がりますか?

その場合は、反り背中で、胸郭が開いている可能性があります。呼吸にも悪影響を及ぼしています。


②仰向け姿勢で骨盤チェック

上前腸骨棘を手で触り、反り腰の姿勢か確認する方法

上前腸骨棘を手で触り、反り腰の姿勢か確認するイメージイラスト

反り腰ではない(正常)の場合
腰骨に手のひらを当てても山なりにならず、手のひらはフラットな状態です!

上前腸骨棘を手で触り、骨盤が正常でニュートラルな位置にある場合のイメージ

反り腰の場合
腰骨が傾いているので、手のひらをあてると、三角の尖がった骨にあたり、おにぎりを握る手つきのようになります。

上前腸骨棘を手で触り、骨盤が前傾で反り腰である場合のイメージ

③足部の歪み

足は身体の土台。土台が傾くと全身傾きます。逆に上半身の崩れを足でカバーしている場合もあります。

☑️ふくらはぎは壁についていますか?

両脚ともふくらはぎがつかない場合、前後の歪みが足にあります。
さらに、片脚だけしかつかない場合は左右差として出ています。

動画でも解説しているので参考に探してみてください。