妊婦さんの腰痛が歩行速度に与える影響

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  • 20.08.23産前産後コラム

妊娠中に腰痛があると歩くのが遅くなる!?

妊娠すると赤ちゃんの重みでどんどん姿勢は変化します。筆者(当協会理事 中田裕己)の妻も初めての妊娠の時は、どのような変化が起こるのかもわからず、不安が多かったことを覚えています。知識として知っておくことで、少しでも安心してマタニティライフを過ごしていただけたらと思い、論文で報告されている内容を簡単にご紹介します。

参考:妊娠・産後の骨盤痛が歩行に及ぼす影響 坂本 飛鳥(ヘルスプロモーション理学療法研究2020)


目次


妊娠すると姿勢はどうなる!?

妊娠で姿勢が変化する理由

歩幅の変化は危険信号

妊娠中の腰痛に●●がオススメ

1分寝るだけエクササイズ



妊娠すると姿勢はどうなる!?

スウェイバック&骨盤前傾


妊娠すると、骨盤周りが大きく変化します。腰は反った状態(腰椎前弯)になります。腰が反ると骨盤も前に倒れ、さらに腰が反った状態(反り腰)となり、本来あるべき足底のアーチも低くなることが過去の論文から分かっています。同時に、筋肉のバランスも変わります。お腹が大きくなるにつれ、重心が前上にずれ、スウェイバックと呼ばれる歪んだ姿勢になります。※妊娠中の歪みはやむを得ない歪みです。



妊娠で姿勢が変化する理由

姿勢の変化は成長のあかし


まず、第一に妊婦さんの姿勢が変化するのは、お腹の中の赤ちゃんがすくすく育ってくれている証拠。妊娠週数が増えるにつれ、お腹もどんどん大きくなっていきます。体全体でそのバランスをとって今の姿勢になっているんです。(代償動作)

ホルモン分泌の影響


妊娠するとリラキシンというホルモンが分泌されます。靭帯(じんたい)が緩みし、骨盤内の恥骨結合(ちこつけつごう)と呼ばれる部分が広がります。妊娠すると骨盤が広がると言われるのはこのことで、分娩しやすい体作りが行われているのです。骨盤が広がれば当然、姿勢のバランスも変わります。



歩幅の変化は危険信号!?


骨盤が痛いと言われる妊婦さんは歩くのが遅くなることがわかっています。歩幅も狭くなっていき、特に妊娠後期で顕著にその影響が現れています。もちろん、歩行が乱れるのには原因があります。胸回り(胸郭)や骨盤周りの動きが崩れていることもわかっています。もし、自分で「歩き方がいつもと違うなぁ。変だなぁ」と感じたら、痛みの予兆かもしれません。



妊娠中の腰痛に●●がオススメ!?

救世主は骨盤ベルト!?


骨盤ベルトによる骨盤支持による腰痛軽減などへの効果についての研究論文一覧表

整形外科の分野においても骨盤ベルトを使用することで、腰痛が軽減すると報告されています。(Ostgaardら, 1994)

妊娠中に骨盤ベルトを使うメリット
妊婦さんの腰痛が軽減!

妊娠中に50%〜80%の方が腰痛を経験すると言われていますが、腹帯や骨盤ベルトを使うことで様々なメリットが得られます。多数の研究結果からまず、骨盤周囲径が減少し骨盤矯正されています。そして、姿勢を維持するための脊柱起立筋(板状筋・腸肋筋・最長筋・棘筋・多裂筋・回旋筋など)への負担も軽減されます。多裂筋(たれつきん)は背骨(脊柱)と腰骨(仙骨)に付着しているため、骨盤ベルトにより骨盤支持を行うことでこれらの筋肉に影響すると考えられています。腰痛や腰回りの不快症状が軽減され、日常生活にも好影響が与えられます。





1分寝るだけエクササイズ
〜妊娠中の骨盤を整える〜

姿勢矯正メソッド “プラスムーブ®︎


Step1仰向けになって、膝を立てる


Step2足を左右対称にぴったり合わせ、膝の高さも揃える


Step3脚の内側ギュッとしめ、つま先をあげる

※ポイント:お腹を手で軽く押す。


Step4かかとで床を押し、お腹を引っ込める


Step5腰を支点にお尻を1cm上げドローイン

※注意:腰は絶対に床から浮かさないこと。


Step6鼻で息を吸いながら腹式呼吸も忘れずに


ドローインにより内臓下垂の改善が目指せます。
施術してもらっても、すぐに戻る歪みは自分で整えることが重要です。



妊娠中から産後まで使える
〜安産ベルト™️〜

妊娠中の腰痛から産後やぽっこりお腹改善にも使える腹帯


妊婦さん用

赤ちゃんの為にも腰を楽しませんか

ぽっこりお腹や産後の矯正用

もう一度、着たい服を着ませんか

帯祝いのギフト用

喜ばれる妊娠祝いを贈りませんか


骨盤ケアは必要!?

~Pelvic care~

  • 妊娠中の腰痛に
    腹帯・骨盤ベルトは有効?

    研究論文まとめ
    有効性評価

  • 産後の骨盤、整えた?

    腰痛・肩こり・尿もれ
    産後トラブルの原因と改善方法

  • 腹帯はいつから必要?

    妊娠5ヶ月では遅い
    専門家の結論!

  • 産後太りになぜ悩む?

    自宅でできる
    産後骨盤ダイエット

メディアでも掲載頂いております


メディア掲載


自宅でできる骨盤ケア

自宅で産前産後の骨盤を整えるプラスムーブ


動画で学ぶ

いつでもどこでもレッスン

訪問産後ケア

産後骨盤ダイエット

家族を守る姿勢の資格

主婦に人気!自宅サロンや起業も支援

先輩ママからのメッセージ

How to be happy

~産後うつ状態から前向きに育児できるように~

安産ベルト監修医師

産婦人科医 池川クリニック院長

池川 明 先生

帝京大学医学部卒。大学院修了。医学博士。
1989年横浜市に産婦人科の池川クリニックを開設。
2001年9月、全国の保険医で構成する保団連医療研究集会で『胎内記憶』について発表し、それが新聞で紹介され話題となる。現在、胎内記憶を世界に広める活動をしている。

『プラスムーブは縛るのに解放されるし、なぜかハッピーになれちゃう面白い方法です。全身にベルトを巻くってのが面倒臭くて、ネックではあるんですが、そんなのは結果を体感したらむしろやりたいに変わります。自分で答えを引き出せる事が何より良いです。』


Happy Woman @ クレオ大阪子育て館

産婦人科医 池川明先生と代表理事 中田智子のコラボ対談


日本こども支援協会へ寄付制度

持続可能な虐待防止の仕組みづくり

「子育てが前向きになった。子どもとの接し方が変わった」と喜ばれている安産ベルト™️ですが、喜びが循環する形になっています。安産ベルトを1本ご購入されますと、NPO法人 日本こども支援協会に100円が寄付される仕組みとなっています。寄付金は子どもたちの人生を救うため、里親制度の啓発・支援・虐待防止に活用されます。『ママの幸せは家族の幸せ』日本姿勢予防医学協会は親も子どもも心と体が笑顔になれる社会を創ります。

日本こども支援協会のONELOVEPROJECT


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