産前産後のケアに取り組む中で、筆者(執筆現在2児の父である協会理事)が感銘を受けた詩があります。それが今日ご紹介するオランダへようこそという詩です。ぜひリンク先の資料も読んで頂きたいですが、障害の有無に関わらず楽しく子育てを行う上で重要な観点が書いてあるので、ご紹介したいと思います。*
*参考:オランダへようこそ|日本ダウン症協会
大人の社会ってすごいですよね。毎朝、職場について、お昼ご飯を食べて、定時になったら帰宅する。大人になると思い通り行かないってことは少なくなります。だから、私もつい子育ても同じように考えてしまっていました。
いつウンチやオシッコするかも分かりませんよね。いつ泣き出すかも分かりませんよね。いつ泣くかも分かりません。お母さんが「3時間置きに起きてね」って言っても、そんなきっちりできるはずがありません。昔の自分もそうだったのに、子どもにはそんなことを要求してる自分がいるんです。
私の場合は、幸せな家族のイメージしか見ていなかったからだと考えています。周りの子どもを見ても大変な部分はあまり見えてきません。だから、イメージと現実が離れてしまった可能性はあります。そして、育児情報を求めて検索し、うまく行かないと、自分は「親として失格なのかも・・・」と思ってしまうこともあります。
理想のイメージばかりを追求しているうちは子育ては楽しくないかもしれません。子どもを叱り、叱る自分を責めて、自暴自棄に陥ることもあるかもしれません。マニュアル育児は所詮マニュアル、兄弟でも同じようにはいきません。赤ちゃんの個性に気づき、それを受け入れると関係も良くなり、すくすく育ってくれます。
もちろん、隣の芝生は青いです。私も親バカなので、我が子が一番という気持ちになるのも良く分かります。周りの子よりもハイハイするのが早いとか、立つのが・・・喋るのが・・・オムツ取れるのが・・・色々比べてしまうかもしれません。また、独身の夫婦をみては自由な時間を羨ましいと思ってしまうこともあります。でも、周りと比較しても周りを羨んでも一生子育てなんて楽しくなりません。探して見てください、幸せは案外近くにあるものです。
オランダへようこその詩と出会わせてくれたのも子どものお陰。幸せがどこにあるのかを教えてくれたのも子どものお陰。子育てはまだまだ3年生ですが、たくさんの気づきを頂いています。あなたのご家族がますますハッピーになることを願っています。
How to be happy
~産後うつ状態から前向きに育児できるように~
産婦人科医 池川クリニック院長
池川 明 先生
帝京大学医学部卒。大学院修了。医学博士。
1989年横浜市に産婦人科の池川クリニックを開設。
2001年9月、全国の保険医で構成する保団連医療研究集会で『胎内記憶』について発表し、それが新聞で紹介され話題となる。現在、胎内記憶を世界に広める活動をしている。
『プラスムーブは縛るのに解放されるし、なぜかハッピーになれちゃう面白い方法です。全身にベルトを巻くってのが面倒臭くて、ネックではあるんですが、そんなのは結果を体感したらむしろやりたいに変わります。自分で答えを引き出せる事が何より良いです。』
Happy Woman @ クレオ大阪子育て館
産婦人科医 池川明先生と代表理事 中田智子のコラボ対談
「子育てが前向きになった。子どもとの接し方が変わった」と喜ばれている安産ベルト™️ですが、喜びが循環する形になっています。安産ベルトを1本ご購入されますと、NPO法人 日本こども支援協会に100円が寄付される仕組みとなっています。寄付金は子どもたちの人生を救うため、里親制度の啓発・支援・虐待防止に活用されます。『ママの幸せは家族の幸せ』日本姿勢予防医学協会は親も子どもも心と体が笑顔になれる社会を創ります。
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