「妊婦でも安心して使える市販の痔の注入薬ってありますか?」とか「もうすぐ臨月の妊婦ですが、イボ痔に悩んでいます。産んだ後は自然に治りますか?」など妊娠後期のトラブルとして多いいぼ痔。最新の研究なデータを参考に効果的な対策をお伝え致します。
*参考:エビデンスに基づく助産ガイドライン-妊娠期・分娩期・産褥期 2020
妊婦さんの85%が痔を経験すると言われています。特に妊娠後期に発生する妊婦さんが多いのですが、体の中で何が起こっているのでしょうか。それは、子宮が大きくなるにつれ、肛門周りが圧迫された状態になっていました。 その結果、血流が悪化し、痔になりやすい環境になっています。
妊娠中はつわりの影響や腸の圧迫などの影響で便秘になりやすいです。この便秘が原因で、肛門周りを傷つけ、切れ痔になってしまう可能性があります。つまり、便秘対策が切れ痔対策にもなるということです。
最新の助産ガイドラインによると「小麦ブランや食物繊維ビスケットを捕食することで、排便回数が増加しない人が有意に減少した」論文なので、少し回りくどい表現ですが、便秘改善に繋がることが分かっています。そして、気になる痔にも効果が出ることがわかっています。「痔核を持つ人が食物繊維を摂取 することにより、痔核による痛みやかゆみ、出血などの症状の改善がみられている。」
どのような影響があるかが分かっていないので、薬の使用にはリスクがあります。必ず産婦人科医に相談することをオススメします。ガイドラインによると「妊娠中に血管拡張薬であるヒドロキシ エチルルトシドを内服すると痔核による痛みや出血などの症状の改善が認められた。しかし、ヒドロ キシエチルルトシドの内服に関して、母児への安全性については分かっていない。」と報告されています。
お腹が大きくなれば、体は当然そのバランスをとっています。その結果、骨盤が前に倒れる反り腰になる妊婦さんも少なくありません。骨盤が前傾すると、体の中の臓器のバランスは崩れます。その結果、胃などが下がった内臓下垂の状態となり、腸は圧迫されます。
そこで役に立つのが腹帯や骨盤ベルトです。骨盤を立ち上げ、骨盤前傾をニュートラルな位置に戻します。これは妊娠中の腰痛予防にもなりますし、産後のぽっこりお腹になる原因の対策にもなるので、メリットは大きいです。次に紹介するストレッチと合わせて行うとより、骨盤前傾を整えることができるので、お役立てください。
Step1仰向けになって、膝を立てる
Step2足を左右対称にぴったり合わせ、膝の高さも揃える
Step3脚の内側ギュッとしめ、つま先をあげる
※ポイント:お腹を手で軽く押す。
Step4かかとで床を押し、お腹を引っ込める
Step5腰を支点にお尻を1cm上げドローイン
※注意:腰は絶対に床から浮かさないこと。
Step6鼻で息を吸いながら腹式呼吸も忘れずに
ドローインにより内臓下垂の改善が目指せます。
施術してもらっても、すぐに戻る歪みは自分で整えることが重要です。
How to be happy
~産後うつ状態から前向きに育児できるように~
産婦人科医 池川クリニック院長
池川 明 先生
帝京大学医学部卒。大学院修了。医学博士。
1989年横浜市に産婦人科の池川クリニックを開設。
2001年9月、全国の保険医で構成する保団連医療研究集会で『胎内記憶』について発表し、それが新聞で紹介され話題となる。現在、胎内記憶を世界に広める活動をしている。
『プラスムーブは縛るのに解放されるし、なぜかハッピーになれちゃう面白い方法です。全身にベルトを巻くってのが面倒臭くて、ネックではあるんですが、そんなのは結果を体感したらむしろやりたいに変わります。自分で答えを引き出せる事が何より良いです。』
Happy Woman @ クレオ大阪子育て館
産婦人科医 池川明先生と代表理事 中田智子のコラボ対談
「子育てが前向きになった。子どもとの接し方が変わった」と喜ばれている安産ベルト™️ですが、喜びが循環する形になっています。安産ベルトを1本ご購入されますと、NPO法人 日本こども支援協会に100円が寄付される仕組みとなっています。寄付金は子どもたちの人生を救うため、里親制度の啓発・支援・虐待防止に活用されます。『ママの幸せは家族の幸せ』日本姿勢予防医学協会は親も子どもも心と体が笑顔になれる社会を創ります。
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