2児の父である筆者(理事 中田裕己)が経験した失敗談を元に、科学的に分かっている知見など、父親になる前に夫が知るべき妊娠中の妻の体の変化など秘訣をまとめました。
ホルモン分泌は目には見えないので、なかなか気づけなかったのですが、妊婦さんの体は大きく変化しています。子宮が大きくなるだけでなく、様々なホルモンバランスの分泌が変化しています。その一つにプロゲステロンという黄体ホルモンがあり、子宮内の安定に役立っています。
安産のために役立つプロゲステロンですが、増えると共にイライラしたり精神的に不安定になります。そして、このホルモンの正体を理解せずにケンカしてしまったのが私です。。。大したことでもないのにイライラされることもあるかもしれませんが、ここは深呼吸!ホルモンのせいと大きな器で受け止めてあげることがポイントです。
愛情ホルモンで知られるオキシトシンは赤ちゃんへの愛情を深くします。実はこれが攻撃ホルモンに変わります。NHKスペシャルのママたちが非常事態宣言でも科学的根拠に基づき取り上げられた内容です。赤ちゃんを守るお母さんに敵と見なされると、攻撃性ホルモンとして発揮されるのです。
夫は父親としての自覚を持つのは出産からですが、妻はお腹に着床した時点からママになっています。私も親としての自覚に1年遅れました。その結果、妻は自覚の遅れた夫に対して苛立ちを感じるようになります。ここに攻撃ホルモンが加わり、産後クライシスに突入することもあるので、まずはこの事実を知ることが重要です。
妊娠中のマイナートラブルは多岐に渡ります。自分たちでコントロールできるものもあれば、そうでないものもあります。例えば、妊婦さんの約8割が経験する腰痛は下記の通り、骨盤矯正を行うことで対応できます。
妻は必死に理想の母親を目指して、辛いこと不安なことを一人で抱え込んでしまう可能性があります。育児中心で自分のケアも怠り、必死に頑張るのですが、行き着く先に家族の幸せはありません。なぜなら、ママ自身が笑顔でないと子どもは笑顔にならないからです。ママは助けてのサインすら出していないこともあります。じゃあ気づいてあげられるのは父親である夫です。まずママが幸せになれるよう、父親としてできることをやる!下手な家事に暴言を吐かれることもあるかもしれませんが、この気持ちがあれば理想の家族像につながるのではないかと考えています。
整形外科の分野においても骨盤ベルトを使用することで、腰痛が軽減すると報告されています。(Ostgaardら, 1994)
妊娠中に50%〜80%の方が腰痛を経験すると言われていますが、腹帯や骨盤ベルトを使うことで様々なメリットが得られます。多数の研究結果からまず、骨盤周囲径が減少し骨盤矯正されています。そして、姿勢を維持するための脊柱起立筋(板状筋・腸肋筋・最長筋・棘筋・多裂筋・回旋筋など)への負担も軽減されます。多裂筋(たれつきん)は背骨(脊柱)と腰骨(仙骨)に付着しているため、骨盤ベルトにより骨盤支持を行うことでこれらの筋肉に影響すると考えられています。腰痛や腰回りの不快症状が軽減され、日常生活にも好影響が与えられます。
How to be happy
~産後うつ状態から前向きに育児できるように~
産婦人科医 池川クリニック院長
池川 明 先生
帝京大学医学部卒。大学院修了。医学博士。
1989年横浜市に産婦人科の池川クリニックを開設。
2001年9月、全国の保険医で構成する保団連医療研究集会で『胎内記憶』について発表し、それが新聞で紹介され話題となる。現在、胎内記憶を世界に広める活動をしている。
『プラスムーブは縛るのに解放されるし、なぜかハッピーになれちゃう面白い方法です。全身にベルトを巻くってのが面倒臭くて、ネックではあるんですが、そんなのは結果を体感したらむしろやりたいに変わります。自分で答えを引き出せる事が何より良いです。』
Happy Woman @ クレオ大阪子育て館
産婦人科医 池川明先生と代表理事 中田智子のコラボ対談
「子育てが前向きになった。子どもとの接し方が変わった」と喜ばれている安産ベルト™️ですが、喜びが循環する形になっています。安産ベルトを1本ご購入されますと、NPO法人 日本こども支援協会に100円が寄付される仕組みとなっています。寄付金は子どもたちの人生を救うため、里親制度の啓発・支援・虐待防止に活用されます。『ママの幸せは家族の幸せ』日本姿勢予防医学協会は親も子どもも心と体が笑顔になれる社会を創ります。
産前産後のお役立ち情報もっと見る