赤ちゃんの健やかな成長を願うなら知っておきたいのが「愛着形成」。小さい頃の母親と築いた愛着が生涯に渡って影響することが分かっています。さらに、妊娠中にお腹の赤ちゃん(胎児)へ愛着を形成することが、生まれた後の母子の関係に影響することが分かりました。そこで、最新の研究結果をもとに、どうすればより良い愛着形成ができるのか、その秘訣分かりやすくお伝えします。
*参考:妊婦の胎児への愛着に対する実母ならびに夫との関係の影響
一番重要な秘訣が、妊娠を受け入れることです。そして、母親になることを自覚し、母性の意識が芽生えることで、愛着形成に直接影響を与えることが分かっています。
母性は乳児期や幼児期に形成されることも知られていますが、Rubin氏の研究結果によると妊娠期に子どもとの絆が形成できるとより強固な関係を築き、良好な愛着形成に繋がることがわかっています。では、次にどうすれば妊娠中の母性意識を高められるか秘訣をお伝えします。
母性に好影響を与えるのが妊娠中の健康状態です。妊婦さんの健康の管理や合併症の予防をすることが愛着形成に直接影響を与えるといっても過言ではありません。
ホルモンバランスの変化や悪阻など避けられない不調もありますが、腰痛や肩こりや貧血など改善できるものもあります。特に、腰痛は妊婦さんの8割が経験すると言われており、行動制限がかかるため、放置すると健康状態のさらなる悪化を招きかねません。改善方法など詳細はリンクをご覧いただくとして、続いて間接的に愛着へ影響を与える項目をご紹介します。
妊婦の実のお母さんが頼れる存在であるかどうかが妊娠期の愛着形成に影響を与えることがわかっています*。妊娠期間はお母さんとの良好な関係性を築くためのチャンスでもあります。なぜなら、過去を振り返り、出産経験などを教えてもらうこともできるからです。自分の生まれてきたときのことなどを思い出として振り返り、母との関係を良好にすることで、お腹の赤ちゃんとの絆が深くなっていくのです。
分娩や育児のサポートとして夫の役割はよく知られています。実は妊娠期の夫との関係が、秘訣①の母性を育む上で影響を与えることがわかっています*。新しい命の誕生をきっかけに夫婦の在り方が変わる瞬間でもあります。父親・母親、新たな家族としての役割について話し合うなど、夫と新しい家族を迎える準備を行うことがより良い出産準備期間になるのです。理想の家族が誕生しますこと、心よりお祝い申し上げます。
How to be happy
~産後うつ状態から前向きに育児できるように~
産婦人科医 池川クリニック院長
池川 明 先生
帝京大学医学部卒。大学院修了。医学博士。
1989年横浜市に産婦人科の池川クリニックを開設。
2001年9月、全国の保険医で構成する保団連医療研究集会で『胎内記憶』について発表し、それが新聞で紹介され話題となる。現在、胎内記憶を世界に広める活動をしている。
『プラスムーブは縛るのに解放されるし、なぜかハッピーになれちゃう面白い方法です。全身にベルトを巻くってのが面倒臭くて、ネックではあるんですが、そんなのは結果を体感したらむしろやりたいに変わります。自分で答えを引き出せる事が何より良いです。』
Happy Woman @ クレオ大阪子育て館
産婦人科医 池川明先生と代表理事 中田智子のコラボ対談
「子育てが前向きになった。子どもとの接し方が変わった」と喜ばれている安産ベルト™️ですが、喜びが循環する形になっています。安産ベルトを1本ご購入されますと、NPO法人 日本こども支援協会に100円が寄付される仕組みとなっています。寄付金は子どもたちの人生を救うため、里親制度の啓発・支援・虐待防止に活用されます。『ママの幸せは家族の幸せ』日本姿勢予防医学協会は親も子どもも心と体が笑顔になれる社会を創ります。
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