約8割の妊婦さんが経験する腰痛。「妊娠中ですが、腰痛や肩こりに湿布使用しても良いですか?」という方も多いです。知らないでは済まされない湿布利用のお話があるので、医学サイトを参考にお伝えします。
*引用:全日本民医連
湿布は体の表面的な対策ではなく、皮膚から薬を吸収し、血液を通して全身に巡ります。その為、胎盤を通じて赤ちゃんへも薬が届いてしまうのです。「代表的な鎮痛剤である非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は妊娠中、特に後期(妊娠28週以降)に使用すると、胎児動脈管収縮(出産後に閉じるはずの動脈が出産前に閉じる)が起きる可能性があります。一部の薬剤では胎児の死亡例も報告されています。」*特に腰痛対策で腰に湿布を貼ると子宮に近いのでお腹の赤ちゃんへの影響は大きいと言います。
非ステロイド性抗炎症薬 成分名はロキソプロフェン、ケトプロフェン、インドメタシン、フェルビナク、ジクロフェナクなど
例えば、フェルビナクパップの説明書を確認すると妊婦、産婦、授乳婦への使用に関して「妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。]」と記載されています。つまり、産婦人科医に相談の上、よほどのことがない限りは使用してはいけません。
整形外科の分野においても骨盤ベルトを使用することで、腰痛が軽減すると報告されています。(Ostgaardら, 1994)
妊娠中に50%〜80%の方が腰痛を経験すると言われていますが、腹帯や骨盤ベルトを使うことで様々なメリットが得られます。多数の研究結果からまず、骨盤周囲径が減少し骨盤矯正されています。そして、姿勢を維持するための脊柱起立筋(板状筋・腸肋筋・最長筋・棘筋・多裂筋・回旋筋など)への負担も軽減されます。多裂筋(たれつきん)は背骨(脊柱)と腰骨(仙骨)に付着しているため、骨盤ベルトにより骨盤支持を行うことでこれらの筋肉に影響すると考えられています。腰痛や腰回りの不快症状が軽減され、日常生活にも好影響が与えられます。
Step1仰向けになって、膝を立てる
Step2足を左右対称にぴったり合わせ、膝の高さも揃える
Step3脚の内側ギュッとしめ、つま先をあげる
※ポイント:お腹を手で軽く押す。
Step4かかとで床を押し、お腹を引っ込める
Step5腰を支点にお尻を1cm上げドローイン
※注意:腰は絶対に床から浮かさないこと。
Step6鼻で息を吸いながら腹式呼吸も忘れずに
ドローインにより内臓下垂の改善が目指せます。
施術してもらっても、すぐに戻る歪みは自分で整えることが重要です。
How to be happy
~産後うつ状態から前向きに育児できるように~
産婦人科医 池川クリニック院長
池川 明 先生
帝京大学医学部卒。大学院修了。医学博士。
1989年横浜市に産婦人科の池川クリニックを開設。
2001年9月、全国の保険医で構成する保団連医療研究集会で『胎内記憶』について発表し、それが新聞で紹介され話題となる。現在、胎内記憶を世界に広める活動をしている。
『プラスムーブは縛るのに解放されるし、なぜかハッピーになれちゃう面白い方法です。全身にベルトを巻くってのが面倒臭くて、ネックではあるんですが、そんなのは結果を体感したらむしろやりたいに変わります。自分で答えを引き出せる事が何より良いです。』
Happy Woman @ クレオ大阪子育て館
産婦人科医 池川明先生と代表理事 中田智子のコラボ対談
「子育てが前向きになった。子どもとの接し方が変わった」と喜ばれている安産ベルト™️ですが、喜びが循環する形になっています。安産ベルトを1本ご購入されますと、NPO法人 日本こども支援協会に100円が寄付される仕組みとなっています。寄付金は子どもたちの人生を救うため、里親制度の啓発・支援・虐待防止に活用されます。『ママの幸せは家族の幸せ』日本姿勢予防医学協会は親も子どもも心と体が笑顔になれる社会を創ります。
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