「助産師さんに、産後は自然と戻るから骨盤ベルト巻かなくて大丈夫って言われました。」と言って、産後の歪みを放置していませんか。確かに子宮は収縮し、元に戻るでしょう。でも、私たちの所には産後何十年経っても悩みが解決しないと悩んで来られる方がたくさんいます。本当に、産後の歪みは放置していいのでしょうか。
参考:妊娠・産後の骨盤痛が歩行に及ぼす影響 坂本 飛鳥(ヘルスプロモーション理学療法研究2020)
助産師さんは妊娠出産の専門家であって、腰痛や骨盤痛は対象疾患ではなく、専門家でもないのです。詳しくは先日のコラムに書いていますが、妊娠中や産後の腰痛の原因は、歪んだ姿勢が影響しています。
例えば、猫背の方が放置していて猫背が治りましたか。反り腰の方が放置していて反り腰が治りましたか。勝手に姿勢がよくなる人なんて聞いたことがありません。歪んだ姿勢は放置していても治りません。それどころか、抱っこするのでさらに歪みます。
育児もあってなかなか自分のことを構っている余裕がなくなる方が多いです。なので、産後の歪みを放置する方が多いです。産後も1〜2年経っても腰痛が続いているという方が10%以上います。ぽっこりお腹が治らないと悩んだり、肩こりが酷いと悩んだり、便秘や尿もれで悩んだり、産後はマイナートラブルが色々あります。
ママ自身に余裕がなければ子どもに笑顔で接することができません。初めての子どもの育児や夫との関係など不安なこと多いのはみんな同じです。重要なことは、子どものためにママ自身が一番幸せであることだと考えています。これは育児放棄では全くありません。
確実にある身体のストレス(歪みからくる身体の負担)を改善するだけで、大きくゆとりが持てるようになります。自分の体をメンテナンスする時間を取るだけで少し余裕が生まれます。自宅にいながら身体のメンテナンスはいくらでもできます。自力矯正メソッドを習得し、自分の体を大切にしてみてはいかがでしょう。
整形外科の分野においても骨盤ベルトを使用することで、腰痛が軽減すると報告されています。(Ostgaardら, 1994)
腹帯や骨盤ベルトを使うことで様々なメリットが得られます。多数の研究結果からまず、骨盤周囲径が減少し骨盤矯正されています。そして、姿勢を維持するための脊柱起立筋(板状筋・腸肋筋・最長筋・棘筋・多裂筋・回旋筋など)への負担も軽減されます。多裂筋(たれつきん)は背骨(脊柱)と腰骨(仙骨)に付着しているため、骨盤ベルトにより骨盤支持を行うことでこれらの筋肉に影響すると考えられています。腰痛や腰回りの不快症状が軽減され、日常生活にも好影響が与えられます。
Step1仰向けになって、膝を立てる
Step2足を左右対称にぴったり合わせ、膝の高さも揃える
Step3脚の内側ギュッとしめ、つま先をあげる
※ポイント:お腹を手で軽く押す。
Step4かかとで床を押し、お腹を引っ込める
Step5腰を支点にお尻を1cm上げドローイン
※注意:腰は絶対に床から浮かさないこと。
Step6鼻で息を吸いながら腹式呼吸も忘れずに
ドローインにより内臓下垂の改善が目指せます。
施術してもらっても、すぐに戻る歪みは自分で整えることが重要です。
How to be happy
~産後うつ状態から前向きに育児できるように~
産婦人科医 池川クリニック院長
池川 明 先生
帝京大学医学部卒。大学院修了。医学博士。
1989年横浜市に産婦人科の池川クリニックを開設。
2001年9月、全国の保険医で構成する保団連医療研究集会で『胎内記憶』について発表し、それが新聞で紹介され話題となる。現在、胎内記憶を世界に広める活動をしている。
『プラスムーブは縛るのに解放されるし、なぜかハッピーになれちゃう面白い方法です。全身にベルトを巻くってのが面倒臭くて、ネックではあるんですが、そんなのは結果を体感したらむしろやりたいに変わります。自分で答えを引き出せる事が何より良いです。』
Happy Woman @ クレオ大阪子育て館
産婦人科医 池川明先生と代表理事 中田智子のコラボ対談
「子育てが前向きになった。子どもとの接し方が変わった」と喜ばれている安産ベルト™️ですが、喜びが循環する形になっています。安産ベルトを1本ご購入されますと、NPO法人 日本こども支援協会に100円が寄付される仕組みとなっています。寄付金は子どもたちの人生を救うため、里親制度の啓発・支援・虐待防止に活用されます。『ママの幸せは家族の幸せ』日本姿勢予防医学協会は親も子どもも心と体が笑顔になれる社会を創ります。
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